相続

相続が発生する前に弁護士に相談できることは、遺言書の作成と、生前贈与が挙げられます。
遺言書は適切に作成されていなければ、被相続人の意思を相続において反映させることができません。遺言書には3種類あり、それぞれ注意事項も様々ですので、専門家に相談することが望ましいといえます。
また、適切な方法によって生前贈与を行うことで、相続税の節税効果を狙えることもあります。

相続発生後に弁護士がサポートできるのは、遺産分割の問題です。
遺言書が適切に作成されていた場合、遺産分割について相続人の間で特に揉めなかった場合は、円満に相続手続を終えることができます。
しかし、遺産分割について争いが発生することも珍しくありません。相続分に納得がいかないといった場合は、弁護士が法的な根拠に基づいた的確なアプローチを行います。

また、相続は負の財産についても受け継ぐものです。故人の借金が多額で、相続したくない場合は、相続放棄や限定承認といった方法で借金を相続しないことが考えられます。
ただし、相続放棄をすれば、親が所有する家に住んでいる場合であっても、住居や家具を含むすべての遺産の相続を放棄して、家を出ていかなければなりません。
本当に相続放棄をすることが適切であるか、慎重に判断する必要があります。

高下謹壱法律事務所では、遺産相続についてのご相談を承っています。
お困りの際にはお気軽に当事務所までご相談ください。豊富な知識と経験から、ご相談者様に最適な解決方法をご提案させていただきます。